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惑星ソラリス← 宇宙船∞号の冒険← 宇宙船ビーグル号の冒険← ビーグル号航海記


SF小説の話。長文だし興味のない方はスルーしてくださいませ。

2.23にはやぶさ2が小惑星りゅうぐうに着地して岩石や砂を採取した。
生命の材料となる水や有機物があれば太陽系や生命の起源の解明に
役立つのではないかと期待されている。

宇宙の生命をテーマにしたSFも多い。

「ソラリス」という本を読んだ。

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面白かった! 人間心理描写が怖さを喚起する。

惑星ソラリス――この静謐なる星は意思を持った海に表面を覆われていた。
惑星の謎の解明のため、ステーションに派遣された心理学者ケルヴィンは
変わり果てた研究員たちを目にする。彼らにいったい何が? 
ケルヴィンもまたソラリスの海がもたらす現象に囚われていく…
人間以外の理性との接触は可能か?
SF史上に残る名作。

この小説は映画化されている。
ソ連で製作された「惑星ソラリス」である。

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昔テレビで見たが、あまりのスローテンポに耐えられずに眠ってしまった。

ストーリーは原作とおおむね同じだが、映画では主人公の亡き妻が出てきたり、
ラストは海に浮かぶ小島の懐かしの我が家で亡き父に抱かれて終わる。
家族愛と理想郷を謳った?ソ連ならではの作品になっている。

このラストを原作者のスタニスワフ・レムは激怒した。
宇宙は、地球外の生命体は、地球人が映画などで刷り込まれた愛や冒険活劇や
ハッピーエンドではなく、地球人などではまったく理解に及ばないものなのだと
考えて書いたようだ。

僕は映画より断然、原作のほうが面白かった。


宇宙船∞号の冒険

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川又千秋氏が1985年(昭和60年)に書いたSF小説。

いや〜面白かった!
人類最後の男の遺言「生命とは何なのか」を探るため、
知性的機械(今で言うAI)と、選ばれた人間たちの記憶を再生させた人間もどき?が、
巨大宇宙船∞(メビウス)銀河系を巡る壮大なストーリー。
宇宙の果てしない時の流れの中で、前回のソラリスの海ではないが、
理解不能な生命たちに巡り会う。

実はこの小説、A・E・ヴァン・ヴォークトが1950年に書いた
「宇宙船ビーグル号の冒険」のオマージュとして書かれたらしい。

さっそく「宇宙船ビーグル号の冒険」を購入。

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巨大宇宙船ビーグル号は科学者と軍人を乗せて宇宙の探索に出発したが、
行く手には想像を絶する生命体たちが待ち構えていた。
人類は科学の粋をあつめて死闘を展開する…
という話しで、川又千秋氏の本とコンセプトは同じ。

そして「ビーグル号」という船名は、なんと進化論で有名なダーウィンが航海した船の
「ビーグル号」のオマージュだった。
この本は入手していない。

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ネットサーフィンも楽しいが、本を辿る活字サーフィンも
知的好奇心が刺激されて楽しいのです!


[ 2019/07/03 11:39 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(6)

夏への扉

僕はSFの中でもタイムトラベル、伝奇ものが大好物。 
「夏への扉」ハインラインのSF、タイムトラベルものの名作。 
高校生の時に初めて読んで、今回で4回目? 

1956年の作品なので、僕と同い年!
63年前とは思えない新鮮さ。 
僕はこんなに色褪せてきたのに(笑) 
海外では代表作とはされておらず日本だけの人気作。

 

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☆☆☆☆ 
ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。
家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。
1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。
最愛の恋人に裏切られ、生命から2番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、
12月の空同様に凍てついていたのだ! 
そんな時、〈冷凍睡眠保険〉のネオンサインにひきよせられて…… 
☆☆☆☆ 

寒さが苦手で強張りを強く感じる僕も、夏への扉を探したい気分 


もう1枚の写真は、近所の喫茶店の「宇治抹茶ラテ」ネコ柄?

 

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[ 2019/01/26 08:05 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(2)

病を味わう (松下幸之助「道をひらく」より)


PHP研究所発行 松下幸之助著「道をひらく」
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久しぶりに「道をひらく」を読んでいて、心に響いた。
まったくその通りだと思う。
でも、なかなかそこまで達観できるものではないなあ。(。-_-。)
 

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【病を味わう】 文: 松下幸之助  (「道をひらく」より抜粋)

 病気になって それがなおって、
 なおって息災を喜ぶうちに また病気になって、
 ともかくも 一切病気なしの人生というものは、
 なかなか望みえない。
 軽重のちがいはあれ、人はその一生に何回か
 病の床に臥すのである。

 五回の人もあろう。十回の人もあろう。
 あるいは二十回、三十回の人もあるかもしれない。
 親の心配に包まれた幼い時の病から、
 不安と焦燥に悶々とする明け暮れに至るまで、
 人はいくたびか 病の峠を越えてゆく。

 だがしかし、
 人間にとって所詮死は一回。
 あとにも先にも一回きり。
 とすれば、何回病気をしようとも、
 死につながる病というのも一回きり。
 あとの何回かは、これもまた人生の一つの
   試練と観じられようか。

 いつの時の病が死につながるのか、
 それは寿命にまかすとして、
 こんどの病もまた人生の
 一つの試練なりと観ずれば、
 そこにまたおのずから心もひらけ、
 医薬の効果も、さらにこれが生かされて、
 回復への道も早まるだろう。

 病を味わう心を養いたいものである。
 そして病を大事に大切に養いたいのである。


[ 松下 幸之助 ]
1894年〈明治27年〉11月27日 - 1989年〈平成元年〉4月27日)
和歌山市に生まれ、丁稚から身を起こした日本の実業家、発明家、著述家。
パナソニック(旧松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を
一代で築き上げた経営者。異名は経営の神様。


[ 2018/05/09 09:48 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(6)

北方謙三の歴史小説、岳飛伝


北方謙三の歴史小説、岳飛伝 第5巻。
最終巻の17巻まで、あと12巻もあります。

でも、これまでに、水滸伝 全15巻、楊令伝 全15巻、と読み進めてきました。
知人から教えていただき、読み出したら止まらなくなりました。



中国の四大奇書の一つ『水滸伝』を原典としつつも、独自の解釈と創作を
加えてあるため、別物と言えます。

12世紀初頭の中国・北宋末期、梁山泊に集った108人の豪傑たちの
腐敗した国家に挑む姿を描いています。

個性的な登場人物、圧倒的な戦闘描写、ホロリとさせるエピソード。
長編が全く苦になりません。

その知人は「読み終えてしまったら、どうしよう」と、
喪失感を覚えることを心配していましたが、僕もいま同じ心境です。


[ 2016/10/13 18:14 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(-)

風が強く吹いている (三浦しをん著)

三浦しをん作品はエッセイも含めて、ちょくちょく読んでいる。
ごく軽いものから重厚なものまで、幅の広い作家である。
個人的に一番のお勧めは、やはり直木賞作の「まほろ駅前多田便利軒」である。
読み終えた古本を友人のMくんに進呈したら、三浦作品にハマってしまっているらしい。

2012の本屋大賞に輝いた「舟を編む」も良かったが、
本作「風が強く吹いている」も面白かった。映画化もされている。

(参考写真)
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「このメンバーで駅伝に出られる訳がない、いかにも小説…と思いながら読み進むうち、
いつしか自分も一緒に走っているような気持になって作者の思う壺にはまっている。
駅伝本番あたりでは少し涙が滲んだ(笑)
今度の正月に「駅伝」を見る目が違うだろうと思う。

(ストーリー)

 箱根駅伝で走りたい… かつて足を痛めた大学生の灰二は、天才ランナー「走」と出会ったことにより、
  極めて個性的な同居人たちと箱根への無謀な挑戦に走り出す。
  それぞれが心に痛みを抱えた10人が自分の限界に挑む!

気楽に読めるお勧め青春小説である。


[ 2015/12/01 08:00 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(-)