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夏への扉

僕はSFの中でもタイムトラベル、伝奇ものが大好物。 
「夏への扉」ハインラインのSF、タイムトラベルものの名作。 
高校生の時に初めて読んで、今回で4回目? 

1956年の作品なので、僕と同い年!
63年前とは思えない新鮮さ。 
僕はこんなに色褪せてきたのに(笑) 
海外では代表作とはされておらず日本だけの人気作。

 

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☆☆☆☆ 
ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。
家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。
1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。
最愛の恋人に裏切られ、生命から2番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、
12月の空同様に凍てついていたのだ! 
そんな時、〈冷凍睡眠保険〉のネオンサインにひきよせられて…… 
☆☆☆☆ 

寒さが苦手で強張りを強く感じる僕も、夏への扉を探したい気分 


もう1枚の写真は、近所の喫茶店の「宇治抹茶ラテ」ネコ柄?

 

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[ 2019/01/26 08:05 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(2)

病を味わう (松下幸之助「道をひらく」より)


PHP研究所発行 松下幸之助著「道をひらく」
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久しぶりに「道をひらく」を読んでいて、心に響いた。
まったくその通りだと思う。
でも、なかなかそこまで達観できるものではないなあ。(。-_-。)
 

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【病を味わう】 文: 松下幸之助  (「道をひらく」より抜粋)

 病気になって それがなおって、
 なおって息災を喜ぶうちに また病気になって、
 ともかくも 一切病気なしの人生というものは、
 なかなか望みえない。
 軽重のちがいはあれ、人はその一生に何回か
 病の床に臥すのである。

 五回の人もあろう。十回の人もあろう。
 あるいは二十回、三十回の人もあるかもしれない。
 親の心配に包まれた幼い時の病から、
 不安と焦燥に悶々とする明け暮れに至るまで、
 人はいくたびか 病の峠を越えてゆく。

 だがしかし、
 人間にとって所詮死は一回。
 あとにも先にも一回きり。
 とすれば、何回病気をしようとも、
 死につながる病というのも一回きり。
 あとの何回かは、これもまた人生の一つの
   試練と観じられようか。

 いつの時の病が死につながるのか、
 それは寿命にまかすとして、
 こんどの病もまた人生の
 一つの試練なりと観ずれば、
 そこにまたおのずから心もひらけ、
 医薬の効果も、さらにこれが生かされて、
 回復への道も早まるだろう。

 病を味わう心を養いたいものである。
 そして病を大事に大切に養いたいのである。


[ 松下 幸之助 ]
1894年〈明治27年〉11月27日 - 1989年〈平成元年〉4月27日)
和歌山市に生まれ、丁稚から身を起こした日本の実業家、発明家、著述家。
パナソニック(旧松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を
一代で築き上げた経営者。異名は経営の神様。


[ 2018/05/09 09:48 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(6)

北方謙三の歴史小説、岳飛伝


北方謙三の歴史小説、岳飛伝 第5巻。
最終巻の17巻まで、あと12巻もあります。

でも、これまでに、水滸伝 全15巻、楊令伝 全15巻、と読み進めてきました。
知人から教えていただき、読み出したら止まらなくなりました。



中国の四大奇書の一つ『水滸伝』を原典としつつも、独自の解釈と創作を
加えてあるため、別物と言えます。

12世紀初頭の中国・北宋末期、梁山泊に集った108人の豪傑たちの
腐敗した国家に挑む姿を描いています。

個性的な登場人物、圧倒的な戦闘描写、ホロリとさせるエピソード。
長編が全く苦になりません。

その知人は「読み終えてしまったら、どうしよう」と、
喪失感を覚えることを心配していましたが、僕もいま同じ心境です。


[ 2016/10/13 18:14 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(-)

風が強く吹いている (三浦しをん著)

三浦しをん作品はエッセイも含めて、ちょくちょく読んでいる。
ごく軽いものから重厚なものまで、幅の広い作家である。
個人的に一番のお勧めは、やはり直木賞作の「まほろ駅前多田便利軒」である。
読み終えた古本を友人のMくんに進呈したら、三浦作品にハマってしまっているらしい。

2012の本屋大賞に輝いた「舟を編む」も良かったが、
本作「風が強く吹いている」も面白かった。映画化もされている。

(参考写真)
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「このメンバーで駅伝に出られる訳がない、いかにも小説…と思いながら読み進むうち、
いつしか自分も一緒に走っているような気持になって作者の思う壺にはまっている。
駅伝本番あたりでは少し涙が滲んだ(笑)
今度の正月に「駅伝」を見る目が違うだろうと思う。

(ストーリー)

 箱根駅伝で走りたい… かつて足を痛めた大学生の灰二は、天才ランナー「走」と出会ったことにより、
  極めて個性的な同居人たちと箱根への無謀な挑戦に走り出す。
  それぞれが心に痛みを抱えた10人が自分の限界に挑む!

気楽に読めるお勧め青春小説である。


[ 2015/12/01 08:00 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(-)

赤猫異聞 (浅田次郎著)


いま、浅田次郎の「赤猫異聞」を読んでいる。

直木賞作家の氏の小説は「鉄道員(ぽっぽや)」「壬生義士伝」「憑神」
「ハッピー・リタイアメント」などを読んだことがある。
幅の広いジャンルを書いているイメージだ。

氏の作品は "ハズレがない" と思うのだが、この「赤猫異聞」も面白い。

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  明治元年暮。大火事が迫る伝馬町牢屋敷では、慣例により罪人たちを解き放った。
  罪人たちは鎮火した日の暮れ六つまでに戻らないといけない。
  その中で、博奕打ちの繁松、官軍を辻斬りした旗本の岩瀬、夜鷹の元締め白魚のお仙。
  曰くつきの3人のうち1人でも戻らなければ、戻った者も死罪、3人とも戻れば全員が無罪。
  かりそめの自由の身となった3人の向う先は…。

ちなみに「赤猫」とは、江戸時代の放火犯の俗称、火の手が迫った際の「解き放ち」のこともさす。
チロチロ燃え移る炎が赤い猫のようだとする説もある。

個人的には、夜鷹の元締めである"白魚のお仙"の啖呵に胸がすく。
ラストの意外性もいい。 お勧めの一冊である。
[ 2015/11/10 17:17 ] 小説散歩 | TB(-) | CM(-)